【23卒採用】OB・OG訪問のトレンドは?学生の行動から効果的な受付方法を解説!

自社に興味を持った学生を集めることで、採用活動を有利に進めることのできる「OB・OG訪問」。 近年SNSでもテーマに扱われることから学生の知名度も高いものとなっています。23卒の学生はどのような媒体を使い、どのくらいの時期から始めているのか?学生へのインタビュー結果と共に、効果的な活用方法をご紹介いたします!

こんにちは。

type就活事務局です。
今回は前回に引き続きOB・OG訪問について、お話しいたします。

OB・OG訪問の受入れ方は各社様々です。

・各大学のOB・OGをアサイン、大学のキャリアセンターに登録してもらう
・OB・OG訪問アプリで募集する自社サイトに受付フォームを設置する
・SNSで専用ページを立ち上げる・・・etc
どれもハードルとしてはそこまで高くなく、比較的容易に始めることが出来ます。

上記のように様々な手法があるOB・OG訪問ですが、学生はどのような行動をとり、
OB・OG訪問を行っているのでしょうか。

 

OB・OG訪問のトレンドと学生の行動

近年、SNSやYoutubeで、就活を題材にしているものが増えてきました。
企業の情報や、業界解説、面接対策などその内容は多岐に渡ります。

その中で「OB・OG訪問」をテーマに扱っているものも多く、学生間での知名度も高いものとなっています。
学生にとってのメリットを分かりやすく伝えているものもあり、OB・OG訪問の効果は広く認知されていると言えるでしょう。

 

OB・OG訪問開始の時期

実際、学生はどれくらいの時期からOB・OG訪問を行っているのでしょうか?

type就活のユーザーを調査した結果、「秋から春前(3年生11月~4年生3月)」にOB・OG訪問を行う学生が多いようです。

人気業界である総合商社や大手金融機関、ディベロッパーなどはOB・OG訪問を重要視する傾向にあると言われているため、これらの業界を志望する学生が一斉にOB・OG訪問を始めます。

これらの学生がOB・OG訪問のトレンドを作っていきます。

 

学生は実際に、何人訪問しているのか?

人数に関しては大きくばらつきが出ました。

「全くOB・OG訪問をしたことがない」という学生から「40名以上話を聞いた」という学生までおり、平均すると、約10名程度にOB・OG訪問をしたという結果になりました。

 

OB・OG訪問を利用した学生の声

「企業のイメージ、仕事内容について社会人目線で教えてくれるので参加してよかったです。新たな視点が得られるのはもちろん、ESや面接に役立つ仕事の表現方法?比喩方法が知れた事がよかったと思います。(早慶上理・女性)」

「就活生時代、大手志向だったがベンチャーに行った人の話やその逆、もしくはベンチャーと大手両方経験している方の話を聞くことができました。そのおかげで、視野が広がりました。(MARCH・男性)」

「僕の場合、志望動機を、確かなものにするために行っていました。事業理解にしても、文化理解にしても、結局一次情報を基に判断しないとわからないと考えていたため、数十名の方にOB・OG訪問を行いました。(関関同立・男性)」

上記のように、

・新たな視点が得られる
・志望動機が固まる
というように、メリットを感じていることがわかります。

一方、OB・OG訪問を利用していない学生は

「OB・OG訪問を行う学生は、しっかりしている(入りたい企業とかやりたいことが明確になっている)イメージがあるので、それに至らない段階では、少し敷居が高く感じます。(早慶上理・女性)」

「志望度が高い企業であればあるほど、評価されている時のリスクを考えてしまって、実際に行動する事ができないです。(関関同立・女性)」

というように、「準備不足」という理由が大きいようです。

 

簡単なOB・OG訪問の始め方

メジャーなOB・OG訪問の受け付け方は、3つあります。

①自社の採用サイト上に情報掲載
②OB・OG訪問サービスを利用
③大学のキャリアセンター名簿を活用

学生アンケートの結果、多くの学生が②、③を利用してOB・OG訪問を行っていました。

今回は②の中で多くサービス名が上がった2つのサービスをご紹介します。

⑴ビズリーチ・キャンパス




様々な大手企業がOB・OG訪問の受付に利用しており、学生の認知度が非常に高いサービスです。
アプリ上でやりとりが完結できることから、個人的な連絡先の交換に至りにくく、学生人気が高くなっています。

また「東大京大、早慶旧帝大などの高学歴学生のみが登録できる形態」であることから、ハイクラス層の学生と接点を持ちたい場合は非常に効果的です。

ただ一方で、学生側からは、
「公式性が高い=この段階で評価されている可能性が高いと感じる」という意見も多く上がりました。

ビズリーチキャンパスが認定している企業の社員として登録している場合、アイコンの横に認定マークがつきます。
学生としても、安心感があって使いやすいサービスなのではないでしょうか。

(2)Matcher(マッチャー)


こちらは、学生にとって「OB・OG訪問を行いやすい」と評判のサービスです。

所属する企業とは一切関係なくキャリア支援を行っている社会人や、4年生や院2年生の内定者などが登録しており、比較的気軽に申し込むことが出来ます。

また、登録している社会人は「どんなテーマで話しをするか」をサイト上に掲出出来るため、学生も目的に合わせて申し込むことが可能です。

「自己分析手伝わせてください!」
「製薬業界の魅力語らせてもらえませんか?」

など、一風変わったアプローチも多く、工夫次第でさまざまな学生と接点を持つことが出来るため、
企業、学生ともに利用者が非常に多いサービスのひとつです。

 


OB・OG訪問で差別化を図る

OB・OG訪問が一般化してくると、今度はいかに差別化を図るか、が重要になります。

「海外駐在している社員へのOB・OG訪問」
「働くママを集めたOB・OG訪問」など、

距離的、時間的に実現が難しかったものも、オンラインが常識となった今では、比較的容易に実現可能です。実際に、一部総合商社は、海外駐在社員とのOB・OG訪問を設定しており、学生の動機づけに成功しています。

上記のように、OB・OG訪問の工夫をすることでより採用活動が効率化されるでしょう。


 

まとめ






今の就活生は、OB・OG訪問を有効に活用し就職活動をおこなっています。
企業も、従来の方式にとらわれることなく、学生側に対して多様なアプローチをとる事が重要になってきます。

今回ご紹介したサービス以外にもOB・OG訪問に活用できるツールは非常に多く存在していますので、効率よく採用ターゲットとの接点を持つためにも、OB・OG訪問を活用してみてはいかがでしょうか。

 

 

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