<写真右> 森 みずき(もり みずき)さん:法政大学社会学部に所属。大学3年の冬という早いタイミングで、就活開始時にはあまり見ていなかったIT業界のエンジニア職にて内定を獲得。そして就職活動を終了。
<写真左> 井田 千尋(いだ ちひろ)さん:新卒でキャリアデザインセンターに入社。中途採用向けの求人広告を約2年経験し、新卒紹介事業へ異動。自身も就活時に新卒紹介サービスを利用していた経験もあり、学生と同じ視点から就活のアドバイスを行うことを心掛け、1人ひとり親身になって、学生が本音でファーストキャリアについて考えられるようサポートしている。
大学3年の冬という早いタイミングで就活を終えた森さん。内定先は、就活開始時期には視野に入れていなかったIT業界企業。IT業界選択に至った経緯や、type就活エージェントサービス利用のきっかけ、早いタイミングで就活終了を決断した理由など、ご自身の就職活動について、お話をお伺いしました。
■ 人生の大半を占める仕事、ちゃんと決めたい。
―就職活動を意識し始めた時期はいつごろでしたか?
森みずきさん(以下、森):大学2年の冬に友達に誘われて、なんとなく参加した就活イベントが一番最初のスタートでした。そのイベントには自分より1学上の先輩が多く参加していたのですが、ちゃんと就活をしている先輩の姿を見て、とても焦りを感じました。あまりにも自分がふわふわしていたので「来年3年になるけど、あんなにちゃんと就活できるのかな…、やばいかな…」と。
大学選びは、そこまで将来のことをしっかりと考えていたわけではなく「こんなことをしてみたいな」とは思いつつも「絶対これを仕事にしたい!」という気持ちも特に無かったんです。ただ仕事は、これから人生の中で長い時間を占めていくので、適当には決められない、とは思っていました。だからこそ、仕事や業界、就活の仕方が分からない状況に対して、危機感を持ったんだと思います。
その後、本格的に就活を始めたのは3年生の4月ぐらいで、インターンシップの合同説明会によく参加していました。
■ IT業界いいかも…、でも自分に合った企業って?
―インターンシップではどこかエントリーしましたか?
森:サマーインターンは数社参加しました。最初はなんとなく広告業界を見ていたので、広告業界のインターンからエントリーしましたが、倍率がとても高くて、インターンすら受からず。それで少し挫折してしまいました…(笑)でも、せっかくだから、少し視野を広げて、広告業界だけじゃなくもっと他の業界も見ておこうと思って、案内が来ていたIT企業のインターンシップに参加をしたんです。IT業界はまったく見ていなかったのですが、参加をして「こういう仕事もあるんだ」と知って、そこからIT業界に興味を持ち始めました。
―そうだったんですね。IT業界以外の企業、例えば最初に見ていた広告業界のインターンシップは、結果的に1社も参加しなかったんですか?
森:1社だけ広告系のベンチャー企業へ参加したんですが、そこで自分に合わないなと感じました。インターンの内容が、キャッチコピーを考えて、実際に売り出そう、というようなテーマだったんですが、アイデアがなさすぎて…(笑)あとは、よく考えたら、私自身、前に出てガツガツやる!というような人間じゃなかったので、広告業界やベンチャー気質な会社は、あまり自分には向いてないのかなと。IT企業のインターンシップに参加したときに、あまり知られていないけれど、世の中になくてはならないITの技術にすごく魅力を感じて「IT業界っていいかも」と思うようになりました。
―ITの技術は、今やもうなくてはならないけれど、具体的にはどんなことをやっているのかイメージがつかず、最初の選択肢にIT業界を選ばない学生は、もしかしたら多いかもしれないですよね。
森:そうですね。私も、一番最初に参加したインターンシップのIT企業が会社説明をしてくれたとき、本当に知識がなさすぎて何を言ってるかわからなくて(笑)でも調べていくと、自分が普段使っていたシステムとかを作っていることを知って「これを作る会社があるのか」と興味が湧いてきたんです。
ただ「IT業界いいかも」とは思ったものの、IT業界の良い企業を探すにも企業数が多すぎて…。自分だけでは探すのに限界があるなと感じていました。ちょうどそのタイミングで、type就活エージェントの個別面談サービスについてのお電話をいただいたんです。
■ アドバイザーと一緒に、就活の方向性を決める。
―お電話での案内はびっくりしませんでしたか?(笑)
畑:ちょっと驚きましたが、type就活を利用している自覚はあったので、怪しいとは思わず面談を申し込みました。
― 一番最初の面談のことは覚えていますか?アドバイザーの印象などはいかがでしたでしょうか?
畑:申し込んだものの、こういった就活面談って「もっと社数エントリーしなきゃ駄目だよ」とか厳しく言われてしまうのかなと思って、後から緊張していたのですが、担当アドバイザーの井田さんがとても優しくてほっとしました。
広告とIT以外の業界を見ていなかったので、それで志望業界を決めてしまっていいのか不安だったんですが、IT業界に決めた経緯や自分の考えを話したら「そこまで絞れているんだったら、そのままでいいと思うよ」と言ってもらえて、IT業界に絞って就活をすることに決めました。背中を押してもらえて、すごく心強かったです。
その後も、井田さんとは電話やLINEを通じて色々相談していました。type就活エージェントを利用していくうちに、他社からもエージェント面談についての案内が届くようになったので、なんとなく他社の「就活エージェント」サービスを調べたり、ネットで検索したりしたんですけど、他社の口コミで「なかなか面談の予約が取れない」とか「メールとか返信が全然来なくて困った」というようなことが書いてあるのを見て、井田さんは、すぐに返事もくれますし、聞きたいことにもすぐに答えてくださったので、そんなことはないなと思えたので、改めて安心してサービスを使うことができました。
■ 志望企業について、まだ理解できていなかった。
―その後、紹介企業の選考に参加されたと思いますが、選考の対策サービスは利用しましたか?
森:利用しました。内定先の企業に関しては、2回利用して、1回は自己分析に近い面接対策、2回目は、選考においてA4サイズ1枚で志望動機書を書いて企業に提出しなければならなかったので、その添削として対策していただきました。
自己分析は、いまいち正解が分からず悩んでいたのですが、自分の中でうまく言葉にできていなかったことを一緒に整理してくださったおかげで、面接でも自信を持ってちゃんとした言葉で言えることができたので、すごく為になったなと思っています。
―志望動機書のA4サイズ1枚って、結構文章量多いですよね…、大変ではなかったですか?
森:志望動機書は、書く前にも井田さんからポイントを教えていただいたので、すごく書きやすかったですし、その後の添削時には、企業の営業担当の方がとても丁寧に企業のことを話してくれたので、とてもありがたかったです。
対策では、まずIT業界全体のインフラの開発とパッケージ業務は何が違うのかなど、分かっていたようで分かっていなかったことを詳しく説明してくれました。また志望動機書は、説明会でもらった企業資料を見ながら書いたんですが、私はここを強調して書いた方がいいかなと思ったところが、企業目線で見るとそうではない、という所を教えていただきました。業界の仕組みや企業について、勘違いしていたところがあったので、最終面接前に修正できてとてもよかったです。
最終面接では、私が希望した部署の現場の方も、急遽面接官として入ることになったんです。結果としては業界や業務についてそこまで突っ込んだ質問はなかったのですが、「対策をしていてよかった…!」と思いましたね。対策していなかったら、もっと不安になって緊張していたと思います。
■ 将来のために基盤となるスキルを磨きたい
―入社先はエンジニア職での内定ですが、もともとエンジニア職を目指していたんですか?
森:IT業界に興味を持ち始めたタイミングで、エンジニア職にも興味を持ちました。最初は、理系の方の職種というイメージがあって、まったく見ていなかったのですが、IT企業の説明会に行くと、意外と文系出身の方も多いことを聞いて、私でもやれるのかなと思うようになりました。
あとは「手に職をつけたい」という気持ちもあって。エンジニア職でプログラミングなどの専門スキルを仕事で身に着けられたら、将来仕事に困らないかな、と思って、エンジニア職の企業も自分で色々見ていました。
―大学3年生の12月という、一般的には早い時期に入社先を決めて就活を終えることに不安はありませんでしたか?
森:最初は不安でした。志望度はもちろん高かったのですが、まさか内定が出ると思っていなかったので「え!」というような感じで(笑)一般的にもこれからが就活のピークだし、友人も就活中の学生がほとんどだったので「これで終えていいのか…?」という気持ちは正直ありました。
ただ、改めて色々と考えると、自分にとってIT業界がいいことには間違いないし、今から他の企業を見てみようと思っても、具体的な志望動機が思いつかないなと。内定先企業の安定さや、着実にエンジニアとしてのスキルを磨ける環境も魅力を感じているし、自分に合っていると思っているので、内定先の企業で、きちんとエンジニアのスキルを磨いて、少しずつ自分のやりたいことを見つけていきたいと思い、入社を決めました。
▼ 森さんの就活スケジュール
- 大学2年/冬:友人に誘われて就活イベントに参加。就活を意識。
- 大学3年/春:インターンシップの合説に参加。
- 大学3年/夏:インターンシップに参加。IT業界に興味を持ち始める。
- 大学3年/秋:企業選びに苦戦。type就活エージェントの個別面談に参加。
- 大学3年/12月:第一志望のIT企業にて内定獲得。就活終了。
▼ 森さんがエントリーしたtype就活コンテンツ
- type就活フェア インターンシップ・ラボ in東京
- キャリアアドバイザーとの個別面談